交雑について
〜究極交配〜
はじめに
この手の話をすると必ず批判したり反論する方が出ます。
なのではじめに言います。
非難、反論するなら改良品種を飼うな。改良品種は交雑の歴史です。
自分は選別や淘汰の類は一切してません。故に命を軽く見てもいません。 全て自己管理にて飼育しました。
なので得た知識も多いですが失った金額や時間も膨大です。よって批判される点は皆無と考えております。
したがって非難や反論のお問い合わせには一切お応えしません。
また
試したいと考える方も中にはいると思いますがやめた方がいいです。
忠告しておきます。あなたが考えるよりもかなり過酷です。飼いたくもない生き物に莫大なお金と時間をかけれますか?
毎日、部屋に並ぶ数百本のビンをピペットでちまちまと掃除。気付けば何時間も同じ態勢で肩は凝る。電気代やら水道代もバカにならない。
できます?かなりしんどいですよ。www
それでも興味がある方は参考にしてください。
TDxHM
安価で販売されてるトラディショナルベタ(通称トラベタ)と高価なショーベタ。
これらをかけるとどんな子が生まれるのか?
良く聞くのは中途半端なトラベタ。
でもやってみなければ分からない!ってことでやってみました。www
今回、交配に用いた個体は・・・
1、♂レッド系のトラベタx♀レッドソリッドのショーベタHM
2、♂ブルーソリッドのショーベタHMx♀ブルー系のトラベタ
結果
レッド系
♂30匹は全てベールテールのトラベタっぽい子ばかり。
色はまとまりなく青味が強い子や原種っぽい子まで様々でした。
ブルー系
♂18匹はベールテールっぽい子。
♂3匹は中途半端に伸びたラウンドテールっぽい子
色はレッド系同様にバラバラ。
これは間違いなくしてはいけない交配と判明。www
トラベタの血は長年の交配により遺伝子が複雑で発現する色彩は予測不能。しかもヒレの形状はほぼトラベタのようなベールテールに。
HMxCT
どんな子が生まれるか気になってやってみました。
今回、交配に用いた個体は・・・
♂ブルーソリッドHMx♀ブルーソリッドCT
結果
採れた♂19匹、♀37匹。計56匹でした。
56匹中CTよりのヒレの子は49匹、HMよりの子は7匹とかなりの割合でCTに傾きました。
ちなみに♂は全てCTでした。
このことからCTの血はかなり強く遺伝する傾向にあると推察できると思います。
HMxPK
PKの尾びれを半月型にし、より精悍な個体を作るにはHMをかけると聞いたのでやってみました。
今回、交配に用いた個体は・・・
♂プラチナホワイトPKx♀レッドソリッドHM
採れた子87匹。うち♂は39匹でした。
39匹中尾びれの開きが良い子は21匹。普通のPKは18匹。
このことからPKの尾びれの向上に用いるには有効な事が推察できます。
ただし尻ビレ、背びれ共に伸長するという副産物も。www
こうなってしまうとPK本来の精悍さがなくなってしまうので、この交配はあまり頻繁に用いるのはよくないと思います。
PKxCT
2013初夏、交配予定