放虫問題への取り組み
〜里山の自然を守りましょう〜
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皆さんは ”放虫” ってご存知でしょうか?
昆虫を飼育できなくなったからといって野山に放つ行為です。
飼育ケースより脱走して逃げてしまう場合も故意でないにしろ放虫です。
同じ場所で捕獲した昆虫を放つのなら特に問題は無いのですが別の産地の昆虫だったり、外国産の昆虫だったりすると問題です。
その場所固有の個体群は交雑により汚染されたり、大きく力の強い外国産にエサ場を奪われ数を減らしたりして生態系をも脅かすことになります。
分かりやすく説明すると魚のブラックバスなどがいい例です。
昆虫というのは私達が思ってる以上に環境適応能力は高いものです。
こと同じ国産のオオクワガタでも地域により形などの違いがあります。
しかし別産地の個体と交雑することによりその特徴は失われていきます。
とても哀しいことです。
実際に放虫により交雑種ばかりになった有名なオオクワガタの産地もあります。
有名な産地であったために市場では高値で取引され、採集目的でたくさんの人が押し寄せてた場所です。
それが今では交雑種だらけです。
何年か前に知人と採集に向かい♀を1頭捕獲することができました。
その♀(持ち腹)を産卵させて幼虫を育てたところ中国産の特徴を持つ子と国産の特徴を持つ子の2種類が羽化してきました。
あきらかに中国産との交雑種です。
その一件から私はこの産地のオオクワガタは飼育、販売をやめました。
現在、自分的に力を入れております新潟県入広瀬産ですがココも有名な産地で数年前に放虫の疑いのあったところでもあります。
そのため採卵、育成には充分注意して行っていますが今のところは大丈夫そうです。
しかし、いつ交雑種の血を入れてしまうかという不安もあります。
これでは累代する楽しみも減ってしまいます。
そこで
いらなくなった昆虫を引き取ります
国産、外産、交雑、カブト、クワガタ問わずどんな個体でも引き取ります。
無料で引き取ります。(送る際の送料も着払いで結構です。)
それらは地域の子供達や必要な方達へ提供したりと有効に活用します。
最近増えてきた昆虫BOXのネット版みたいなものです。
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