ベタとは?
原産地は東南アジア(タイ、カンボジア等)
一般的にベタという名で売られてるものはベタ類の一種であるベタ・スプレンデスの改良品種。
この熱帯魚は他の熱帯魚とはちょっと違う特殊な能力をもった魚です。
基本的に魚類というのはエラを使い水中に溶けた酸素(溶存酸素)で呼吸をします。
しかし、このベタという魚はエラ呼吸の他に直接空気中より酸素を吸うことが出来るんです。
割合的にはエラ呼吸が3割ほどとも言われてます。
なぜそのようなことが出来るのでしょうか?
それは鰓蓋の中に上鰓器官(ラビリンス器官)があるからです。
もう一つ大事な特徴があります。
元々ベタという魚の♂は縄張り意識が非常に強く♂同士を同じ入れ物に入れると激しく争います。
時には片方が死ぬまで争うこともあります。
そのため基本的には同一水槽での♂の複数飼育はやめましょう。
この闘争本能を利用して現地では闘魚としてゲームの対象として用いられるそうです。
強く、攻撃的な個体の作出のために品種改良されたこの品種をプラカットと呼びます。
ペットショップやホームセンターなどで良く見る綺麗な品種をトラディショナル・ベタ(トラベタ、並ベタ)といいプラカット同様にスプレンデスからの品種です。
こちらは色彩にこだわって品種改良したもので多様な色があります。
価格も安く♂で大体500円位です。
このトラディショナル・ベタを更にヒレの広がりや形状や色彩にこだわり品種改良し血統化したものをショー・ベタといいトラディショナル・ベタとは比べ物にならないくらいの華やかさ、美しさがある。
こちらの品種はコンテストなどがあり年々様々な個体が作出されています。
価格も高いです。
個人的にはプラカットが一番好きだったりします。それもソリッドカラーね。